潤滑剤
PVC産業向けの多機能潤滑剤添加剤
内部潤滑剤 TP-60 | |
密度 | 0.86~0.89g/cm3 |
屈折率(80℃) | 1.453~1.463 |
粘度(mPa・S、80℃) | 10-16 |
酸価(mgkoh/g) | <10 |
ヨウ素価(gl2/100g) | <1 |
内部潤滑剤は、PVC 分子鎖間の摩擦力を低減し、溶融粘度を低下させる上で重要な役割を果たすため、PVC 加工において不可欠な添加剤です。本質的に極性であるため、PVC との高い相溶性を示し、材料全体に効果的に分散します。
内部潤滑剤の注目すべき利点の 1 つは、高用量でも優れた透明性を維持できることです。この透明性は、透明な包装材料や光学レンズなど、視覚的な鮮明さが不可欠な用途で非常に望ましいものです。
もう 1 つの利点は、内部潤滑剤が PVC 製品の表面に滲み出したり移動したりする傾向がないことです。この非浸出特性により、最終製品の溶接、接着、印刷特性が最適化されます。表面のブルームを防ぎ、材料の完全性を維持し、一貫した性能と美観を保証します。
外部潤滑剤 TP-75 | |
密度 | 0.88~0.93g/cm3 |
屈折率(80℃) | 1.42~1.47 |
粘度(mPa・S、80℃) | 40-80 |
酸価(mgkoh/g) | <12 |
ヨウ素価(gl2/100g) | <2 |
外部潤滑剤は、PVC と金属表面の間の接着を軽減するのに重要な役割を果たすため、PVC 加工では不可欠な添加剤です。これらの潤滑剤は主に非極性であり、一般的に使用される例としてはパラフィン ワックスやポリエチレン ワックスがあります。外部潤滑の有効性は、炭化水素鎖の長さ、分岐、官能基の存在に大きく依存します。
外部潤滑剤は加工条件の最適化に役立ちますが、その投与量は慎重に制御する必要があります。高用量では、最終製品の曇りや表面への潤滑剤の滲出などの望ましくない副作用が生じる可能性があります。したがって、加工性の向上と望ましい最終製品の特性の両方を確保するには、アプリケーションで適切なバランスを見つけることが重要です。
外部潤滑剤は、PVC と金属表面の間の付着を軽減することで、よりスムーズな処理を促進し、材料が処理装置に付着するのを防ぎます。これにより、製造プロセスの効率が向上し、最終製品の完全性の維持に役立ちます。
適用範囲
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